本日の現場ブログ

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シーリング工事

まず、シーリング工事とは、主に仕上げ材の隙間から水が浸入するのを防ぐための工事です。
建物の外壁は、さまざまな資材を組み合わせて構成されており、それぞれの部材の接合部分には、どうしてもわずかな隙間ができます。その隙間を空けたままにしておくと、そこから雨水が内部に浸入し、内側の素材を劣化させたり、漏水したりしてしまいます。
それを防ぐためにあえて隙間を広くして目地を作り、そこにシーリング材を充填して雨水や外気が入り込むのを防ぐのです( ゚Д゚)
シーリング工事は、外壁ボードの目地のほか、外壁とサッシの隙間、明かり取りとして外壁に使われるガラスブロックのほか、タイルや石材の目地などに施され、屋内では台所や洗面所などの水回りにも施されます。

 

主に、外壁周りに使われるシーリングですが、その働きは防水だけではありません!!
地震で建物全体が揺れたり、強風にさらされたりすると、外壁パネルに強い力が加わります。また、気温の変化によって、外壁パネルは伸縮します。このときに、シーリングした目地が外壁パネルの動きに合わせて伸縮するため、パネルどうしに圧力がかかって割れるようなことがなくなります。
また、経年劣化によって外壁のコンクリートがひび割れしてしまうと、そこから雨水が浸入して建物を傷めます。その場合にも、シーリング材でひび割れを埋め、補修することができます。
なお、シーリングと似た言葉にコーキングがあります。シーリングは「密閉する」という意味で、資材の隙間や目地を埋めることを指し、コーキングは「詰め物をする、充填する」という意味で、ひび割れを埋める作業などがこれにあたります。しかし、現場では同義で使われることが多いのが実情です。

 

シーリング材は、施工時には粘着性・流動性がありますが、施工してしばらくすると硬化し、弾力のあるゴムのような状態になります。この弾力があるからこそ、地震や強風のときにも目地の動きに合わせて伸び縮みして、建物を守ってくれるのです。
しかし、時間の経過とともにシーリング材も劣化するもの。環境にもよりますが、外壁であれば施工から5年ほどすると、シーリング材にひび割れや肉痩せ、剥離などが起こってきます。そうなると、シーリング材は本来の機能を発揮できず、建物の劣化も進んでしまいます。
シーリング材の寿命は環境によって大きく変わってきますが、工事から5年以上経過していたらメンテナンスが必要な状態になっていることがあります。

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